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1999夏(5)パドヴァ~ラヴェンナ [1999夏北伊と南仏オペラ仲間との旅]

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 そうそう、ミラノ中央駅でのスリ事件のことです。ヴェネツィアまでの列車2~3時間の間に30万円ほどパソコンなどの購入に使われてしまいました。被害届は 日本に帰ってから近くの警察署でもらえ、イタリアの警察に行く暇もなかったので、助かりました。カード会社の保険で実損は現金のみでしたが、ちょっとした油断でまんまとやられてしまったのは実に悔しいことでした。このときのミラノは蚊に刺され、財布とカードを盗まれ、ひどい目にあいましたが、この後は順調に旅が続きました。

 パドヴァから列車でラヴェンナへ。フェッラーラで乗り換えのときホームのバールで美味しい焼き立てパニーニ を食べて

↓フェッラーラの駅ホームで

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オペラ仲間たちと合流するラヴェンナでは Best Western Hotel Bisanzioに2泊しました。友人たちは翌日同じホテルに泊まることになっています。チェックインのとき片言のイタリア語を使ってみましたら、大げさに褒められて、恥ずかしい・・・。

 ラヴェンナは1991年にツアーで寄り1泊していますが、街自体がビザンティン美術の宝庫のようなところですから、再訪できて嬉しくてわくわく、荷物を置くとすぐにタクシーでまず郊外のクラッセへ。

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 ☆サンタポッリナーレ・イン・クラッセ聖堂 Basillica Snta'apollinare in CLASSE 

 クラッセは古代ローマ時代には港があったそうですが、今は海からは遠く7Kほど離れています。教会は6世紀に建築が始まり、鐘楼は10世紀、12世紀の部分もあります。1991年に5月の陽光のさす聖堂を訪れたときの感動はこの日は残念ながら曇り空で、少々陰り気味。

↓後陣のモザイク(6~7世紀/絵葉書)

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↓上のアプシスに描かれた巨大な十字架を拡大した絵葉書

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 帰途は聖堂の受付でバスの時間と停留所の場所を確認、まもなくやってきたバスでラヴェンナの駅前で降車。夕方の見学時間終了が迫っています。急いでサンタポッリナーレ・ヌオーヴォ聖堂へ。ここは初訪問でした。

☆サンタポッリナーレ・ヌオーヴォ聖堂 Basilica Santa’apollinale Nuovo 

テオドリクス 王が5世紀末にアリウス派のために建立しましたが、560年ころにカトリックの教会になりました。円形型の鐘楼は9-10世紀。

↓内部は三廊式で身廊の壁面は素晴らしいモザイク画で覆われています(絵葉書)イエスに向かう殉教者の行列。

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↓ 玉座の聖母子と天使

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シンプルな構造のバジリカに白い衣装の殉教者や聖女たちの行進の姿。華麗ではあるけれどもひたむきな信仰心があふれ、とても印象的でした。 

 明日からはいよいよオペラ行脚が始まりますし、O先生引率のグルメやワインも待っています。この夜は自重してホテル 内のレストランで食事。

 

 

 

 

 

 

 


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