私の絵葉書美術館(追加) [絵葉書コレクション(ホー1)]
ホイッスラー James Abbott MeMell Whistler (米)1834~1903
19世紀半ばのフランスで美術を学び、イギリスで活躍した。ラファエル前派や日本の浮世絵(広重や北斎)版画から影響を受けた。後年は象徴主義的作風と移行。
↓ニューヨーク/フリック・コレクションのフレッシュ・カラーとピンクのシンフォニー(フランシス・レイランド夫人)
↓同上のピンクとグレーのハーモニー(ミュー嬢)
↓ロンドン・テイト・ギャラリーの肌色と緑の薄暮・バル・バライゾ
ホガース William Hogarth(英)1697~1764
近代イギリス絵画の創始者、版画家。当初は彫版師として独立。まもなく絵画技法も習得して、版画「乞食のオペラ」で画家として頭角を現した。「現代の道徳的主題」の油彩連作で大衆の人気を得て活躍した。
↓ロンドン・ナショナル・ギャラリーのエビ売りの娘
↓同上の当世風結婚
ボージャン Lubin Baugin(仏)1612頃~1663
フランス古典主義の画家。フォンテンブロー派の影響がある。またイタリア滞在中に影響された、ラファエロやコレッジョ、パルミジャーノ、グイード・レーニとの関連も指摘されている。
↓パリ/ルーヴル美術館のチェス盤のある静物
ボス Hieronimus Bosch (ネーデルランド)1450~1516
ネーデルランドの後期ゴシックを代表する画家。宗教団体の「聖母マリア兄弟会」の会員となり、終生同会のための製作に従事した。キリスト教主題、道徳教訓的主題を怪奇な幻想性を持つ独自の芸術を成就。その名声は広がり、多くの王侯貴族が作品を注文。当時の道徳的荒廃、宗教、社会的混乱、人間の本質的な罪悪をゴシック美術に散見される魔界的なイメージによって表現。同時代のブリューゲルに図像の上で大きな影響を及ぼした。
↓ウィーン/美術史美術館の風車の玩具で遊ぶ子供
↓同上の十字架を担うキリスト
↓ウィーン/アルベルティ―ナ美術館の3人の男(素描)
↓ブリュッセル/王立美術館の聖アントニウスの誘惑の三連祭壇画(模写/真作はリスボン)
↓リスボン国立美術館の聖アントニウスの誘惑(部分)
↓マドリード・プラド美術館の快楽の園(三連祭壇画の中央部分)
↓ロンドン・ナショナル・ギャラリーの茨の冠のキリスト
↓ニューヘヴン(米)/エール大学付属美術館の快楽と大食の寓意
↓フランクフルト/シュテーデル美術研究所のエッケ・ホモ(この人を見よ)
↓ロッテルダム/ボイマンス美術館の放蕩息子
↓ミュンヘン/アルテ・ピナコテ―クの最後の審判
↓パリ/ルーヴル美術館の愚者の船
ボスハールト Ambrosius Bosschart(オランダ)1573~1621
オランダ絵画黄金時代の画家。花を描いた静物画で知られている。同名の息子も画家のため、アンブロシウス・ボスハールト(父)と表記されることもある。
↓パリ/ルーヴル美術館の花のブーケ
↓同上の花籠
↓ハーグ(オランダ)/マウリッツハイス美術館の花(静物)
ホッサールト Jan Gossart 通称Mabuse(ネーデルランド)1478~1532
16世紀ネーデルランドのロマニスト画家。1503年アントワープの画家組合に登録。1508年ローマに赴き、建築、古典古代の美術に傾倒。翌年帰国後ブルゴーニュのパプスブルク家の愛顧を得、活躍。後期ゴシックの精緻な描写にイタリア美術の理想主義を導入した。
↓ミュンヘン/アルテ・ピナコテークのダナエ
↓ブリュッセル王立美術館のヴィーナスとキューピット
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