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1992春の旅(6)アシュート~ルクソール [1992春エジプトの旅]

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 アシュートから南下してルクソールまで。途中、古代エジプトの遺跡で有名なアビドスデンデラに寄りました。

↓ バスの車窓から。鳩小屋を屋上に持つ民家と動物市場?

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 アシュートからアビドスまで140Kくらい。アビドスは古代エジプトのオシリス神信仰の中心地です。現存する主な遺構はセティ一世(ラムセス二世の父)の神殿、ラムセス二世の神殿など。中でも圧巻なのがセティ一世の神殿内のレリーフです。アモン、オシリス、イシス、ホルス、レー=ハラクティ、プタハ、そして神格化されたセティ一世の7つの神に捧げられました。壁面を埋める神々と王の交流をテーマにする浮彫は一部鮮やかな色彩も残り、優雅で気品あふれるものです。

↓セティ一世の葬祭殿

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↓ 至聖所

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↓ その他の壁レリーフ

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↓ イシス(またはハトホル?)女神のレリーフ(日輪と牛の角を戴く)

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↓ 王命表のレリーフが残されています(1~19王朝)。でも正確ではなさそうで、18王朝のアケナトン王や早死にしたツタンカーメン王の名前はありません。

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 さて、次に向かったのはアビドスから80k南下したデンデラです。ここは古代エジプトが最も繁栄したころの上エジプトの都で、ハトホル女神崇拝の中心地でした。現存するハトホル神殿はプトレマイオス朝/ローマ時代のもの。屋上のオシリス神聖堂の天井のゾディアックはルーブルで見学済みでした。

↓ 北門(ローマ時代)

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↓神殿の壁に残るクレオパトラ(左)の浮彫

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↓ 神殿の大列柱室と天井

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↓ 地下室にはデンデラの電球と呼ばれるレリーフなど。

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↓ 神殿の外壁のレリーフは繊細な彫で美しい。

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↓泥煉瓦の周壁と東門。周辺はコプト教会も含まれた複合遺跡。

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 ふたつの素晴らしい古代エジプトの遺跡に感動でした。またバスに乗りルクソールへ。古代エジプトのテーベと呼ばれた都は今は喧噪の町。ラマダンの時期でしたので、特に夜が賑やかに活気づきます。

 ホテル内のレストランで夕食を済ませた後は、夜のバザールへ。ホテルの前から馬車に乗って、ショッピング中は待っててもらいました。でも・・・乗る前に料金を往復で決めたはずなのに、やはりというべきか?帰って支払う時に片道と言うのでもめました。買い物も半額になるまで交渉するのが普通とのこと…値切るのに慣れてないので疲れました。イシスホテル2泊。

 

 

 

 

 

 

 


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