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1992春の旅(8)ルクソール~アスワン [1992春エジプトの旅]

3/16  ルクソールからアスワンまでの途中、エドフとコムオンボに寄り観光しました。

 ルクソールから南へ約110Kのエドフはナイル川の西岸の町。古代の上エジプトの首都でした。ホルス神に捧げられた神殿で知られています。現在のホルス神殿はプトレマイオス朝時代に改築したもので、エジプトの伝統的な神殿建築様式をほぼ完全に保存された貴重な神殿です。ローマの支配時代にキリスト教が公認された後、この異教とされる神殿は閉鎖され、砂漠の砂12Mの下に埋もれていました。壁面の浮彫には宗教儀式図、ホルス神話など学術的な資料としても価値が高いものです。

↓ ホルス神殿入口の塔門

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↓ ホルス神(鷹の姿)の像

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↓ホルス神は国王の守護神でもあり、下の像は祭事に使われたものと思われます。その時の説明はまったく覚えていません。

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 次はエドフから約60Kほどのコム・オンボの観光をしました。ソベク神(鰐の頭を持つ人間像)を崇拝する中心地でした。実際に鰐を飼育し、ミイラもつくられ、祀られました。

↓ ナイル川から子供の鰐をここで捕獲したという遺跡

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↓鰐のミイラ

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 南へ40K走り、ナイル川の東岸の一大観光都市アスワンに到着。ナイル川の急流(カタラクト)の北端に位置。古代エジプト王国の南の国境の町として軍事、政治、商業の中心として栄えたところです。

アスワンの宿はアガサ・クリスティが「ナイル川殺人事件」を執筆したことで、有名になったカタラクト・ホテルです。ただし、ツーリスト専用のような隣接の味気ないビル、ニューカタラクト・ホテルでした。ナイル川の眺望できる部屋は抽選になり、見事に外れ裏の民家ビュー。ツアーのなかに新婚さんが一組いて、そのカップルにナイル川ビューがあたったので、良かったです。

↓ こちらがオールドカタラクト・ホテルです。ロビーやテラスは自由に出入りできました。画像はGoogle Earthから拝借。

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↓ ナイル川の舟遊びはフルーカと呼ばれる帆船で。

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↓ どこからか子供の歌う声が聞こえて、5,6歳くらいの男の子が小さなボート(木の桶のような)に乗って近づいてきました。「可愛い!観光客にサービスね」と思ったら、新型のバクシーシなのでした。ボートは水が染み込んで、下半身を寒そうに震わせています。基本的にバクシーシには応じないように言われていましたが、かわいそう・・・。ツアーの皆さんと歌も歌ってくれたことですしと寄付。「早く家にお帰り~」。

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 エジプトに来てから夕食はほとんどホテル内のブッフェ形式でした。生野菜は衛生上問題があるとのことで、口にはしないように気を付けていたのですが、この夜から下痢が始まり、一睡もできませんでした。

 


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