1993春の旅(1)札幌~ベルリン [1993春ヨーロッパ娘たちと美術館巡り]
2年前のイタリアルネッサンスツアーから始まった西欧美術への関心はますます強くなり、カルチャー教室での新しい友人にも恵まれ、美術愛好家への道を一直線です。子育て終了後の空の巣症候群などにも「何のお話?」みたいな感じでした。
さて1年前のエジプト&パリから帰った時は「来年行けたらヨーロッパへ行こうね」と娘たちとの確実な約束を避けていたのですが・・・敵もさるもの、なんとなく丸め込まれた感じですが、翌年は長女も就職していることですし、高校3年になる次女は夏までに推薦入試を勝ち取るからとの力強いお言葉。それならと、娘たちの春休みに母娘3人でヨーロッパの美術館めぐりに出かけることになりました。
☆スケジュール
札幌→羽田/成田→フランクフルト乗り換え→ベルリン(2)→アムステルダム(2)→パリ(4)→ロンドン(4)→フランクフルト乗り換え→成田→札幌(12泊14日)
↓MAP
飛行機のチケットとホテルの予約だけ旅行代理店で済ませました。航空券はヨーロッパ内のフライトが多かったせいか(その頃は格安航空会社もなく)総費用の半分という高額なものになってしまいました。
3/12 千歳8:20→羽田9:50....成田14:05→フランクフルト18:15/19:30→ベルリン20:35
成田からの国際線はルフトハンザ航空。空席がほとんどで、私は娘たちと別れて後方に移動しましたが、どこにしようかと迷うほどがら空き。席の仕切りを倒して横になってリラックスしていました。娘たちはFAさんに「コックピット見る?」と誘われて、操縦席へ行ったそうです。機長さんも優しく、とても親切にしていただいたそうですが、まるで子ども扱いだったとか(笑)。中学生と高校生くらいにしかみえなかったのでしょう。乗客を飛行中に操縦席に入れることなど今なら考えられないことですが・・・のんびりした時代でした。
フランクフルトではベルリン行きのフライトが30分ほど遅れ、ゲートで結局1時間ほど待ちました。まだベルリンの壁が崩れてから3年余りしかたっていない頃でしたから、ベルリン行きの乗客たちは目の鋭い人が多く、その人たちからジロジロ穴の開くほど見られたのが強く印象に残っています。のほほんとした母娘がロマンチック街道ならいざしらず、ベルリンに何しに行くのかと思ってるみたいでした。
さて、ベルリン・テーゲル空港には夜も更けて10時過ぎに到着。荷物受取のターンテーブル近くの両替屋さんはもう閉まっています。日本円をマルクに変えなければタクシーにも乗れませんから困りました。結局ずいぶん歩いてコの字型の空港の端にようやく1カ所見つけ、無事マルクをゲット。タクシーでホテルへ。
タクシーから見えるベルリンの街は暗く、パリに比べると武骨な建物に落書きだらけ。ドイツ語も全然できない私たち…正直選択を間違えたかもと後悔しました。ホテルはベルリンの繁華街クーダムに近いマークホテル。部屋はドアを開けると右にバスルーム(バスタブ付き)、奥に2室あり、広いファミリータイプ。質素ですが清潔でぐっすり眠れました。
ほぼ1年ぶりに(1)の古い旅の記録に戻ります。アルバムに日記風のメモが付いているので、スムーズにいけそうですが、写真はフィルムなので、解像度も悪いのです。スキャンし修正しましたが・・・。
2015年はブログで楽しかった旅の思い出を綴り、アルバムの整理。それに本棚からあふれている本の片づけに時間を費やすことになりそうです。
by alice (2015-01-09 15:57)