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1994春の旅(10)アントワープ~ブルージュ [1994春ヨーロッパ初めての一人旅]

5/16(月) アントワープ→ゲント→アントワープ→ブルージュ(列車移動)

 朝食の後、駅に行ったのですがまだスーツケースは届いてません。幸いアントワープとゲントは約1時間と近いので、再度戻って来ることにしました。ホテルにボストンバックを預け、列車でゲントへ。

↓ゲントのセント・ペーター駅

ゲント3.jpeg

 駅前からバスに乗ったものの降りたところが違ったらしく、人に尋ねながら15分ほど歩いて、ようやく教会へたどり着きました。内部は立派ですが、外観は暗い灰色の石造りで地味です。

☆シント・バーフ大聖堂(ゲントまたはヘント)

↓内部、バロック様式の説教壇が立派です。

ゲント1.jpeg  ゲント4.jpeg

さて、ここで観るべきはヤン・ファン・エイクの「ゲントの祭壇画」です。このときはすでに教会の壁から入口入って左の展示室に移されていました。この祭壇画を観に行こうと思ったきっかけは、ロンドンのナショナルギャラリーやベルリンのファンエイクの作品を前年観ていたことで、エイクの虜になっていたのです。そして、講談社から出版された「名画への旅」の北方ルネサンス1に特集で掲載されたこの祭壇画の解説を読んで、ぜひともとエイク詣でしたいと訪れました。ガラス張りの展示室は明るく、祭壇画の収められたガラスケースの周りを何度も巡りながら鑑賞しました。大勢の人でしたが、静かです。その素晴らしさに言葉もない私。他の方もご同様・・・そんな雰囲気でした。

↓エイク「ゲント(ヘント)の祭壇画」(1425頃-32)350×460/15世紀ネーデルランド絵画史上の金字塔といわれる作品。全26パネルよりなる三連祭壇画。主題は内面下段中央による「子羊の礼拝」。緻密な描写は実物を超越した写実性。それが神性を感じさせて驚嘆。

エイク2.jpeg

↓扉を閉じた外面

エイク3.jpeg.jpeg

 念願の祭壇画を観れました。胸がいっぱいになって外に出ると美しい家が並ぶ広場

ゲント2.jpeg

 帰途は駅までのバスを見つけ乗車。再度アントワープへ列車移動し、気がかりだったチッキの窓口へ。何度もやってきては困った顔の日本のおばさんに係りのおじさん(メル・ファーラーに似ていた)も気の毒そう。ちょっと待ててと言って、貨物室?だかに見に行ってくれました。アムステルダムにも電話してくれたのですが、スーツケースは列車に乗せたと言ってるとのこと・・・途中で盗まれたのかしら?ここはいったんあきらめてブルージュに行くしかありません。ホテルに預けたボストンバックを受け取るついでにホテルのレストランでランチ。お昼はビュッフェで、いろいろ少しずついただけて良かったです。

 アントワープ中央駅からブルージュ駅までは1時間半くらいで到着。ホテルのある旧市街とは離れているので、タクシーで向かいました。ホテルは聖血教会のブルグ広場に面したホリディ・イン・クラウン・プラザに2泊しました。ホテルに着いてすぐ洗濯しましたが、スーツケースが紛失したことも考えてて、Tシャツや下着の買い物に出かけました。好みもサイズも合うものがなくて困りました。おまけにアントワープにパジャマを忘れてきたのです(泣)←もう一度アントワープに戻るので、電話しましたが部屋には何もなかったと言われて、憮然。夕食はルームサービスで軽く済ませました。あまり食欲もなく、日本食が恋しい・・・。

↓ブルージュのホテル

ブルージュ10.jpeg


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