1999夏(7)ラヴェンナ~エクサンプロヴァンス [1999夏北伊と南仏オペラ仲間との旅]
7/10
娘とはここラヴェンナでお別れですが、私は早朝の出発なので、先にチェックアウト。列車でボローニャまで行き、ボローニャの空港に移動、そしてミラノへ飛んで飛行機を乗り換えマルセーユ空港へ。飛行機が遅延してマルセーユ空港に着いたのは夕方になっていましたが、なんとかオペラに間に合って良かったです。ホテルはミラボー大通りと司教館(中庭でオペラ)の中間くらいにある便利なホテル・マノワールでした。着替えてオペラ会場の司教館中庭へ。野外なので夜はかなり気温が下がりジャケット着用。毛布を抱えている方もちらほら。
↓市庁舎付近の広場
↓司教館中庭、二階席方向
♪~ 『ポッペアの戴冠』モンテヴェルディ 21:30 開演
指揮:マルク・ミンコフスキ 演出:クラウス・ミハエル・グリュベール
ポッペア:ミレイユ・デルンシュ ネローネ:アンネ・ゾフィ・フォン・オッター オッターヴィア:ロライネ・フント オットーネ:アンナ・ラーソン アルナルタ(乳母):ジャン・ポール・フシェクール セネカ:デニス・セドフ ドルジッラ:ニコル・ヘアストン 愛の神・ダミジェッラ:カサンドレ・ベルソン 幸運の神 :マリー・ホセ・トルル
美徳の神・小姓バレット:マグダレーナ・コジェナー
♪~丸一日かかった移動で疲れていましたが、この夜の公演は入門者の私にとってはオペラにますますはまるきっかけになった想い出の舞台です。指揮者のミンコフスキ、そして彼の率いるLe レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル-グルノーブル(MDLG)の古楽器の調べにうっとり。大好きなオッターの歌も演技も光っていましたし、デルンシュの誘惑のくねくねダンスや乳母役のフェシクールの洒脱さにも脱帽。バロックに惹かれるきっかけにもなった優れた演奏に感嘆し、見上げると夜空に星が瞬いて、なぜか運命的なものを感じていました。
↓チケット
参考映像:MONTEVERDEIモンテヴェルディ(1567-1643)< ポッペアの戴冠>L’Incornazione di Poppea
ポッペーア・・・・・・・・ラシャエル・カール(ソプラノ)ネローネ・・・・・・・・・・・ エリック・タピー(ソプラノ)オッターヴィア……・ドゥルデリーゼ・シュミット(メゾ・ソプラノ)オットーネ・・・・・・・・ポール・エスウッド(バリトン)セネカ・・・・・・マッテイ・サルミネン(バス)ルカーノ・・・・フィリップ・フッテンロハー(テノール)チューリッヒ歌劇場モンテヴェルディアンサンブル
指揮:ニコラウス・アルノンクール演出:ジャン・ピエール・ポネル収録:チューリッヒ歌劇場
南仏の「エクサンプロヴァンスの夏の音楽祭」も初めてでしたが、観客もお洒落な雰囲気の方たちもが多く、街自体もローカルでありながらあか抜けた雰囲気です。勿論食事やワインもGOOD! 明日からの観光も楽しみです。
↓シングルはシャワーのみ、エアコン、冷蔵庫なしですが裏庭から涼しい風が入り、隣家の子供たちの声もたまに聞こえて、アット・ホームな雰囲気が気に入りました。
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