1991初夏の旅(8)フィレンツェ~ボローニャ~ラベンナ [1991春イタリア・ルネッサンスの旅]
5/20(月)
ラベンナ/Jolly Hotel 1泊
フィレンツェの出発は11時とのことで、それまで自由行動になりました。アルノ川を渡ってピッティ宮殿にある美術館へ。ところが今日は月曜日でお休みでした。
↓ ピッティ宮殿の前で犬の散歩をしている男性は当時のイタリアではあまり見かけないジャージースタイルでした。夫も犬好きなので、旅に出ると犬の写真を撮ってきて、お土産替わりに見せたりします。ただ犬は動くので上手に取れないことが多いです。
諦めて、近くのサン・スピリト教会へ。教会の扉口の前に物乞いの人がいました。中に入りましたが、朝のミサが行われて居て、フレスコ画を観ようとしたら、神父様にノンと怒られてしまって・・・しゅん。この後はサンタマリア・カルミネ教会へ。修復中?だったのか、マザッチョのフレスコ画は観られず、ここで時間切れ。フィレンツェを離れるのが辛かったです。このときはこの後4回も来るなんて想像できなかったですから。。。
↓サン・スピリト教会(ルネッサンス初期の建築)
ツアーのバスはフィレンツェからアッペネンニーノ山脈を越え食通の街ボローニャへ。マジョーレ広場、市庁舎、ネプチューンの噴水、聖ペトロニオ教会(日時計がある)、市場など見学。
↓ ボローニャはポルティコと呼ばれる柱廊がアーケードになっています。大きな町らしく洗練されたブティックも並んでいます。こういうのが札幌にもあると雪が積もらなくていいのにと羨ましかったです。写真ではごみが散らかってますね。このころは公衆トイレ(広場の地下にありました)など汚れているところ多かったです。
↓ 市場のチーズ専門店の前で。
そして、ラベンナの郊外にある☆サンタ・ポリナーレ・イン・クラッセ教会に到着。円塔は修復中でしたが、教会の「キリストの変容」のモザイクは窓からの光が差し込んで、衝撃的なほど美しく晴れやかに見えました。
教会の横のレストランでランチをとって外に出ると、修学旅行中の高校生たち(聞くと17歳で次女と同じ年齢)が明るく騒いでいました。
ラベンナの街に入り、駅前のホテルに荷物を置いた後は、自由行動になりました。独りで☆サン・ビターレ教会でユスティアヌス帝やテオドーラ妃のモザイクなど鑑賞。フランス、ドイツ及び宗教関係の見学者が多く、日本人の観光客で宿泊するのは珍しいころでした。
↓ ダンテの墓への通り
イタリアリラの現金が少なくなり、銀行で両替しようと行ってみましたが、閉まっています。困っていたら、丁度出てきた銀行の方が、親切に両替屋さんに連れて行ってくれました。それがハンサムな青年で2~300mの距離ですが、一緒に歩いてドキドキ(笑)それをツアーの人たちに目撃されてしまって・・・恥ずかしいやら、言い訳やらで大変でした。
そして、帰り道ばったり会ったAさんとポポロ広場でお茶してお喋り。時々黒人の物売りが来たりしますが、しつこくもなく、なんとなくおっとりした風情の街に「ラベンナは良いところだね~」とホテルへ。
宿泊したジョリーホテルはこの旅で初めてバスなしで狭い部屋でしたが、夕食をとったホテル内のレストランが◎なので、好印象。野菜のスープ、キングサーモンのムニエル、ティラミス。
☆イタリア・ロマネスク(主にビザンティン)
ラヴェンナのサンタ・ポリナーレ・イン・クラッセ教会とサン・ビターレ教会及び洗礼堂
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