1991初夏の旅(10)ベニス [1991春イタリア・ルネッサンスの旅]
5/22(水)
今日は終日自由行動の日、映画ファンのAさんはヴィスコンティの大ファンで、リド島へ一緒に行きませんか?とのお誘い。断るわけはありません。リド島までは水上バスで。地図で見ると細長い島です。「ベニスに死す」の舞台になったあの優雅なホテル・デ・バンのあたりをうろうろ・・・プライベート・ビーチと宿泊者専用の脱衣室が並ぶところにも行ってみました。幻のように美しく波と戯れる海浜着姿の少年に思いを募らせる中年男の主人公・・・切ない場面でしたね。
↓ ホテル・デ・バンはシーズンオフ?人影もなくひっそりとしていました。
↓ ビーチで。手にしている茶色のバックは皮のひもで編んだトート・バックです。何処で買ったのか忘れましたがフィレンツェ?少し重かったのですが、大のお気に入りで何年も愛用してました。
ランチもリド島で済ませました。烏賊のフリットがカラッと揚がって◎。日本円で1000円くらいのツーリストメニューでした。ふたりとも英語もイタリア語もほとんど話せないのに、困ることもなく水上バスに乗ったり、食事ができました。
その勢いで、本島に戻ってからもぶらぶらと、まるで迷路のベニスの街を歩き回りました。このとき買い求めたベネチユアンガラスの小さなサンタさんやトナカイなどのオーナメントは今でもクリスマスになると真綿にくるまれた箱から登場します。
↓ 1991年に買ったのは左のツリー。右のツリーを1997年に同じ店で買い足しました。
歩き疲れては路地裏のバールでエスプレッソを飲んだり、名も知らない教会にぶらりと入ったりで、アカデミア美術館に行く時間が無くなってしまいました。でも、すでに体力も限界で、ホテルに戻り休憩。夕食は昨日と同じホテルのレストランで。食後は少し歩いた運河の橋のたもとにあるカンツォーネ酒場でヴァイオリンや歌を聴き、ベニス最後の夜を賑やかに過ごしました。
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