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1996春の旅(8)ダナン~ホーチミン [1996春ベトナム・カンボジアの旅]

3/13(水)ダナン9:15→ホーチミン(ベトナム航空)

 ダナンからは朝の飛行機でホーチミンへ飛びましたが、出発がかなり遅れた記憶があります。ホーチミンへは昼近くに到着。ホテルにチェックインして荷物を預けてから、市内の中華レストランで昼食をとり、午後から観光をしました。

ホーチミン・シティは1975年の解放前まではサイゴンと呼ばれていました。フランス統治時代に南ベトナムの都市として発展、「プチ・パリ」と呼ばれたコロニアル様式の建物や教会などの美しい街並みのサイゴン時代の面影を残しています。ただ現在は経済も発展途上にあり、活気があるのと同時に、どことなく落ち着かない、騒がしい都市の顔です。今まで巡った街とはかなり違う印象でした。バイクや自転車も多く、白いアオザイ姿の女子高校生が相乗りして、バスの横を通り過ぎて行きます。華僑の多く住むチャイナタウンのチョロン地区の市場を見学しました。

↓ベンタイン市場(絵葉書)。南ベトナムはさすがに3月とはいえ北海道の夏と言ってもいいくらいです。部屋ばきのスリッパではホテル内を歩けませんし、いちいちウォーキングシューズに履き替えるのも面倒です。踵のあるサンダルですと素足でもOKですから、市場でサンダルを調達2ドルでした。

ホーチミン5.jpeg

↓市場の外側にもお店が多く並んでいます。

ホーチミン1.jpeg

↓天后寺は螺旋状の巨大なお線香が天井からいくつも吊り下げられて、珍しい光景でした。奥の仏壇です。

ホーチミン2.jpeg

南ベトナム最大の仏教の寺である栄厳寺~サイゴン大聖堂(聖母マリア教会)を見学。教会の前には戦争で手足を失った人たちが物乞いをしていました。いやでも幼いころ目にした傷痍軍人の姿を思い出されました。日本のように傷痍年金が出てるのかどうか・・・。

教会の隣には大きな中央郵便局の建物があり、内部を見学しました。19世紀末のフランス統治時代に建てられ、ホーチミンシティの貴重な文化財となっています。両側に窓口が並び、天井が半円形で素敵です。郵便局に用事で来る人より、観光客の方が多いところです。

ホーチミン3.jpeg

 半日観光が終わり、サイゴン川の畔のホテルへ戻りました。今夜の宿のフローティングホテルはその名前の通り、水上に浮かぶ客船をイメージしたホテルでした。↓ホテルの全景(絵葉書)

ホーチミン4.jpeg

 揺れは感じませんでしたが、なんとなく船に乗っているような気分でした。夕食は市内のレストランで久しぶりのフレンチ@Le Mekong ル・メコン。インドシナ風のフランス料理はなかなかいけてました。内装もコロニアル風で、マルグリット・デュラスの「ラ・マン」を思い出したり・・・。サイゴンの光と影、喧噪の描写が特に印象深かったのです。


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