1998春の旅(4)レッコ~ミラノ [1998春イタリアオペラ仲間との旅]
3/18(水)レッコ14:47→ミラノ15:30
↓レッコ遠望(絵葉書)
コモ湖畔でのんびり滞在を愉しんだのですが、ひとつ残念なことがありました。ここまで来てチヴァーテのサン・ピエトロ・アル・モンテ修道院訪問がかなわなかったことです。宿泊したマルグラーテからチヴァーテまで4Kほどの距離ですが、かなりハードな山登りの必要があるという情報でした。グループ行動から離れる懸念と今夜のオペラに間に合わなかったら困りますので、諦めました。ランチをレッコの街で済ませ、午後の汽車でミラノに戻りました。
ミラノは3度めでしたが、イタリア・オペラの殿堂として名高いスカラ座は外観だけ見ていただけでした。今回初めて中に入り、緊張しました。友人たちは何人か着物を召して、しかも年齢無視(ばらしてごめんなさい)の振り袖姿でした。でも仲間内のひいき目ではなく、20歳は若く見えて、とても綺麗でした。彼女たちの和服、日本美はスカラ座をより華やかに引き立てていたと思います。当時まだNETでお知り合いになる前のBowlesさまも2階のバルコンから着物姿の友人たちに気づかれていたとのことです。
♪~ムソルグスキー『ホヴァン・シチーナ』
指揮:アレクサンダー・ポリアニチェンコ 演出:フェードル・フェドロスキー
フォヴァンスキー公:パータ・ブルフウラドッセ アンドレイ:ユーリ・マルジン ゴリツェン公:コンスタンチン・プリュニコフ マルファ:ラリッサ・デアドコーヴァ スザンナ:イリナ・ミケヴィッチータ
マリンスキー劇場客演公演
初めてのスカラ座のオペラでしたが、長旅の疲れと緊張、そのうえほとんど予習もしないままに来てしまったものですから、途中で曝睡状態。ムソルグスキーの音楽特有のあのロシアの鐘の音も心地よく響いて・・・そんなわけでほとんど憶えていないのです。最後の火をつけての集団自害の場面にはびっくり!!そして目が覚めました。ロシアにも宗教改革があったことをこのオペラを観て初めて知りました。それにしても、オペラを楽しむためには、まず体調に気を配る必要があることを思い知らされました。
↓スカラ座の前で。終演後はスカラ座隣のレストランで、飲んで食べて・・・ミラノの夜は更けました。
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