1999春の旅(6)ぺトラ~ジェラシュ~ボスラ [1999春シリア・ヨルダンの旅]
4/19(月)
ボスラ/シャームパレスホテル1泊
3泊したぺトラのホテルを出発して、バスは一路デザート・ハイウェイを北上し、アンマンでバスを乗り換えをさらに48K北西のジェラシュへ。
ジェラシュは古代ローマ時代からの遺跡が大規模に残っています。746年の巨大地震で一瞬のうちに廃墟になるまでは多くの市民の住む大都市でした。石器時代からの人跡も認められたジェラシュはヘレニズム以降は隊商都市として栄え、4世紀にキリスト教が伝わり、教会の跡地もいくつか発見されました。
長いドライブの後、ジェラシュに到着したのはすでに昼時で、ランチはJarazaという緑に囲まれた郊外のレストランで。遺跡まではまたバスに乗り、南門付近で降車して、見学しました。
↓丘の上に遺跡群が見えてきました
↓南門をくぐると扇形のフォーラム広場。学生さんたちの修学旅行で賑やかでした。
↓アルテミス神殿
↓列柱通り。石畳の道にはローマ時代の馬車の轍の跡が残っています。
↓ローマ劇場跡
↓遊んでいた地元の子供たち
↓他の遺跡。ビザンティンの教会跡など。細かい彫刻のディティールも後の西欧の中世キリスト教美術につながる歴史を感じさせ、興味深いものでした。
壮大な遺跡ですが、保存状態は良好です。しかし、ありがちな人工的な補修も目につかず、自然豊かな環境もプラスして素晴らしい遺跡です。
ジェラシュを後に、バスで国境通過してシリアに入りました。正確にはパスポートコントロールではバスを降り、プレハブの建物や鉄条網の横を2~300M歩いて、シリアへ。その国境から西に50Kのボスラの町で宿泊しました。夕食はホテル内のレストランで。
↓ホテルの部屋と階段踊り場のアラビア風休憩コーナー
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