SSブログ

1993春の旅(6&7) [1993春ヨーロッパ娘たちと美術館巡り]

3/17(水)

 昨夜からの熱が朝になっても下がらず、この日は一日中ホテルで過ごしました。娘たちは朝から夕方までオルセー美術館やパリの町観光へ。食欲はありませんが3食ともルームサービスしてもらって(おかゆが食べたかった・・・)休養に努め、ようやく快方に向かいました。

3/18(木)

 朝になり、熱も下がりましたので、独りでゆっくり遅めにホテルを出て☆オルセー美術館(2)へ。ここは昨年に続いての再訪です。昨春と同じ3月でしたので、この日もイタリアからの高校の修学旅行生が多く、行列してようやく入場。昨年見逃ししていたシスレーやピサロ、好きなルドンやルソーなど堪能しました。

 体調が悪かったせいだったのかどうか今もって謎ですが、↓ゴッホの「オーヴェールの聖堂」の前に立ったとき、あの教会のガラスの青に目が釘づけになり、引き込まれそうになってめまいがしました。かなり強いめまいでしたから、倒れる寸前でした。このゴッホの魂のこもった作品の前に、弱った身を引きずるようにやってきた私・・・あのとき目にした深いブルーは長く記憶に残りました。その後、あの絵の前に立つことまためまいが起きそうで、ちらっと見るにとどめています。

1993.46.jpeg

 カフェを抜けたところにあるデッサン画のための照明を落とした展示室は行く度に必ず寄るところです。ドガやロートレック、ルドンのパステル画がお目当てです。↓Odilon Redonルドンの「仏陀」「コキューユ/貝」など、ここで初めてルドンのファンになりました。ルドンはパリのプティ・パレ(2006訪問)やオランダのクレラー=ミュラー(1994訪問にもいくつか収蔵されています。

redon_bouddha.jpg 717px-Redon_coquille.jpg

  ランチは美術館内のレストランで。昨年来た時とは変わっていたのが、日本語のメニューができたこと!あの意地悪おばさんもいなかったのでホッ。そして、はっきりとした記憶がないのですが、娘たちとはここで待ち合わせをして一緒に昼食をとったようです。

↓オルセー美術館の前で

1993.38.jpeg

 先ほどは倒れそうになったことですし、美術館巡りはオルセーだけにしてホテルに戻りました。夕食は凱旋門近くの中華料理店へ。昨年来たお店がなくなった?のか発見できず、裏通りのやや高級な中華レストランに入店。そのころは珍しかったニューヴェル・キジューヌ系の中華でした。私はいまいち食欲がないため評価できませんでしたが、娘たちはチャーハンがないと文句言いながら美味しそうにパクパク。この時の旅では一番贅沢な食事でした。

↓ 夕食の前、ホテルの部屋で

1993.40.jpeg


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。