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1994春の旅(2)ロンドンから一日ツアー [1994春ヨーロッパ初めての一人旅]

5/8(日)

 昨夕、予約していたバスツアーは「オックスフォード、ストラッドフォード、ウィリック城巡り一日ツアー」(42.5£)という日本語ガイドつきです。ホテルまで迎えに来てくれるとのことで、ロビーで待っていましたら、ガイドさんが迎えに来てくれたのですが、さてバスに乗ろうとしたら例の領収書が必要とのこと・・・すでに乗られていた皆さんをお待たせして、部屋まで取りに行くという失態をやらかしてしまいました。まあ、何事も経験ということで(汗)、バスはほぼ満員で、英語と日本語のツアーなので、日本人も多く参加していました。

 まずはオックスフォードへ。皇太子さまや雅子さまも通われていたオックスフォード大学はカレッジ別に教会や寮があり、いくつか見学しました。

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 次はシェクスピアの故郷ストラッドフォード・アポン・エイボンへ。シェクスピアの妻アン・ハサウェイの実家が残っています。15世紀半ばに建てられた家で、ストラトフォード・アポン・エイボンの中心から約1.5キロほどのところにあります。

↓Anne Hathaway's cottage(絵葉書)

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↓お庭で

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 また、エイボン川の畔の町ストラッドフォード・アポン・エイボンにはシェクスピアの生家も建っています。幼少期まで過ごしたといわれる家で、内部も見学しました。建物は↓1769年のエッチングが残っていますが、忠実に再現または改築されたようです。

シェイクスピアの生家 ​(絵葉書)

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↓ 現在のシェクスピアの生家(NETより拝借)

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またこの町にはロイヤルシェイクスピアカンパニーがあります。1875年に設立されたシェイクスピア記念劇場を前身に持つ劇団で、これまで数多くの有名な舞台俳優や映画俳優を輩出してきた劇団として有名です。オペラを観るようになってから、ここの出身のオペラ演出家の舞台を観たことがあり、短い時間の観光でしたがストラッドフォード・アポン・エイボンの町を思い出しました。

 この近辺はコッツウォルズ地方といい、「羊の丘」という意味の地域です。コッツウォルズストーンと呼ばれる、はちみつ色の可愛らしい建物群が特徴的な村々と田園風景が美しく、車窓からの眺めを楽しみました。陽の光によって色が変わるはちみつ色の家々…イギリスで人気の高い観光地です。

 ↓ランチを挟んで、ウィリック城も訪れました。写真は残っていませんのでNETから。

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中世の古城はロンドン塔に似た怖い話も残っていて、お城の塔に登ったのですが、ガイドさんに脅かされたのもありますが、不気味でした。場内の居室の見学では豪華な音楽室が印象に残っています。

 見学を終えてロンドンに帰りました。ロイヤルアルバートホール前で解散。中年のイギリス女性のガイドさんは最後は声がかすれる程熱のこもった仕事ぶりでした(拍手&チップ)。バスツアーで仲良しになった若い女性は大学の仏文科を卒業後、パリの旅行関係の仕事をされていたのですが、契約社員なので退職して、日本に帰る前に英語の勉強をするためにロンドンに来られたとのことでした。バスの走る時間は結構長かったのですが、彼女とおしゃべりが弾んで楽しい時間でした。

夕食はホテル内の昨夜とは違うレストランで。野菜スープ、前菜、ラムの炭焼き、デザート。昨夕と比べるとぐんと美味でした。こちらの方が高かったけれど・・・。


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1994春の旅(1)札幌~ロンドン [1994春ヨーロッパ初めての一人旅]

 1994年の春は娘たちも就職、進学とそれぞれの道を歩み始めました。実質的に子育ては終了したわけです。その記念に念願の独りでヨーロッパの美術館を巡ることになりました。

また、初めて一人旅で美術館巡りをしようと計画したきっかけは某カルチャー教室での美術史の講座の先生の影響も大きかったのです。北大の英米文学の教授だった高久真一先生は美学の専門家ではありませんが、西洋美術に造詣が深く、『キリスト教名画の楽しみ方』(日本キリスト教団出版局)の著者でもあります。講座ではご自分で独りで美術館を回られ、撮影されたスライドに、多方面からのアプローチによる解説も楽しく、すっかり虜になりました。今思えば高久先生は私の人生を変えた師でもあったわけです。記念すべき最初の一人旅はやはり先生のお薦めのオランダ、ベルギーにロンドンとパリを加えたコースになりました。夫も快く私の趣味の旅に送り出してくれました。こうして、感謝とともに解放感いっぱいの旅が始まりました。

<スケジュール>は

ロンドン(5)~アムステルダム(2)~デン・ハーグ(1)~アントワープ(1)~ブリュージュ(2)~ブリュッセル(1)~パリ(4)

↓MAP 

 

東京で独り暮らしの次女を成田に呼んで、夕食を共にして1泊。そしていよいよ16泊18日の旅が始まりました。航空券とホテルはHISの札幌支店で手配してもらいました。

5/7(土)成田11:00→ロンドン15:30(ヴァージン・アトランティック航空)

 今はあるかどうかわかりませんが、ヴァージンの準ビジネスクラスに乗りました。座席はビジネス、食事はエコノミーでした。ただ現在のビジネスクラスとは違って座席が180度倒れるわけではありませんが。空席がほとんどで、通路側にカーテンも!横になってのんびりの空の旅でした。

 ホテルはストランド・パラスホテルに5泊しました。このホテルを選んだのはナショナル・ギャラリーやミュージカルの劇場が近いというだけで、後にオペラのために何度も利用することになろうとは・・・。大型のホテルなので地上階に4つレストランやカフェがあり、この日の夕食はトマトスープ、エビのフライなど。味は最低に近く不味すぎ(涙)。部屋は下のほうの階で6畳ほどと狭く、窓から見える中庭もコンクリで薄汚く、がっかりでした。ただバスタブが付いていて、清潔な室内。立地条件も◎でした。

ホテルにツアーデスクがあり、明日のバスツアーを予約して、領収書兼参加確認書をいただいて部屋に戻りました。ところが翌日大慌て・・・。


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