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1993春の旅(12,13&14)ロンドン&帰国 [1993春ヨーロッパ娘たちと美術館巡り]

3/23(火)

 とうとう今日が旅の最後の日になりました。ロンドンにはまだ訪れたい美術館、博物館はありますが、多少は飽きてきたのかもしれません。この辺でいいかな~という気分になり、3人でハロッズへお出かけしました。でもここで買ったものの記憶はありませんので、ウィンドショッピングだけだったのでしょうか。。。この後は娘たちはホテルの向かい側に建つ自然史博物館へ。私は右隣のヴィクトリア&アルバート博物館と結局はミュージアム巡り(笑)

 ☆ヴィクトリア&アルバート博術館(初)

ヴィクトリア女王の夫君アルバート公の収集品をもとに設立された博物館です。事前に調べることもなく、ホテルの前だからと気軽に入館して驚きました。各国の古美術から現代アートまで多岐にわたる膨大なコレクションです。写真は一枚もありませんので、多分当時はカメラ禁止だったのかも。また私自身美術品をカメラに収めたいという欲求もなく・・・ブログを作成するとは夢にも思わず(笑)

 入口のホールから右隣のイタリアの大きな彫刻の展示室で目立ったのはやはり↓ベルリーニの「ネプチューンとトリトン」写真は再々訪した2013のもの。展示場所も変わっていました。

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 他にはイタリアルネッサンスの絵画や彫刻の部屋もありましたが、ほとんど記憶にありません。まだカルロ・クリヴェッリにも気がついていないころでした。後になってここにもあることを知ったのですが、部屋自体がクローズの時期もあって2013にようやく観ることができました。

この美術館で印象深かったのはウィリアム・モーリスの食堂でした。当時は大きな館内の突き当りのあまり人も来ないような場所にありました。深いグリーンの壁が美しく、静寂の中に身を置いて、人はこうして日常の美を大切に生きることが大事なことなどと感慨深く。。。ところが再訪した2009には大きなカフェの一部になっていたのです。う~ん勿体ない、汚れないのかしら?この時はラファエロのカルトーンを見つけることもできず残念でした。

 夕食はカレーが食べたいという娘たちの希望で近くのカレー屋さんへ。ここは札幌のインド人が経営するカレー屋さんと味も変わらずまあまあでした。イギリスは中国やインドを植民地化していたこともあり、両国の料理の水準は高いです。

↓ホテルの前で

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3/24(水)ロンドン13:00→フランクフルト15:30/17:00→

3/25(木)→成田12:15....羽田15:55→千歳17:25

 順調なフライトで無事札幌の我が家に戻ってきました。「お父さん、ちょびちゃん(ハスキー犬)お留守番ありがとう~!」。まもなく娘たちそれぞれの春休みも終わりました。長女の就職も次女の推薦入学も夏までに何とか決まりました。娘たちと3人そろっての海外の旅はこれが初めてで最後になりました。私と長女は風邪で体調を崩したりのトラブルもありましたが、一生の思い出に残る旅になりました。アルバムや資料の整理のために古い旅行もブログに残すことを思いつきましたが、年々衰える記憶力に焦るこの頃です。(終)


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1993春の旅(11)ロンドン [1993春ヨーロッパ娘たちと美術館巡り]

3/22(月)

 ↓この日は母娘3人が久しぶりにそろって、大英博物館へ行きました。雨は止みましたが寒い日でした。

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☆大英博物館(初)

 ここを訪れる前年にエジプトへ行きました。しばらくはエジプト熱に浮かれていましたから、エジプト関連の収蔵品は世界一(カイロを除いて)といわれる大英博物館ははずせません。
入り口横の大展示室はエジプト美術のセクションになっています。大ファラオの「ラムセスの胸像」(BC1270頃)高さ267mの巨像を唖然と見上げ、

↓ロゼッタストーン/1799ナポレオンのエジプト遠征の際、アレキサンドリア近くで発見されました。謎の古代エジプト文字解読につながった3種類の文字(象形文字、民衆文字、ギリシア文字)が刻まれています。1801英仏戦争後フランスからイギリスに引き渡されたロゼッタ・ストーンですが、1822解読に成功したのはフランス人の学者シャンポリオンでした。

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ほかはパピルスの絵、ステラ、壁画、ミイラなどを見学。よくぞ、こんなにエジプトから運んだものだわ~と、感心半分、やり過ぎでしょと憤慨半分といったところ。
ブックショップではイヤリングをした猫の置物を買いました。↓エジプトの猫の写真は大英博物館のHPから拝借

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  他の部門では、古代ギリシアのエルギンマーブルと呼ばれるパルテノン神殿の彫刻群(大英博物館のHPから拝借)

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↓アッシリアの浮彫(大英博物館のHPから拝借)BC668~678宮殿などの壁面下部をおおう石板の浮彫。地元産のアラバスター(雪花石膏)が素材。ほかにはライオンの狩猟場面の石板も素晴らしい躍動感。

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 これらはまぎれもない人類の遺産そのものでしょう。このときエジプトはコプト教の遺物を見逃してましたので、再訪したいと思っていましたが、それを果たしたのは2013・・・20年後のことでした。 

 見学が終わり館内のレストランでランチ。午後からはまだ体調がよくない長女はホテルに戻り、私はピカデリーサーカス~リージェントストリートの散策とショッピング。そのころ流行っていたリバティプリントで有名なリバティの本店でベット用品などのお買い物。このとき買い求めたキルトのベットカバーは次女が翌年東京進学のとき持って行って以来ですからあれから20年・・・まだ破れもせず現役のようです。さすがですね~。

 夕食は近所の中華レストランで。確かホテルの紹介&予約もしてもらったと思います。今まで海外で食べた中華料理のなかでは最高!でした。ホテルとナイツブリッジのハロッズの間は1K以上はありますが、レストランやショップが多く楽しいところでした。


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