1996初秋の旅(11)バルセロナ [1996初秋ヨーロッパ鉄道の旅]
9/10(火)Barcelona França 9:15
バルセロナ/M・Hポディウムホテル
列車はいつの間にか国境を越えていました。朝食(キャビン代に含む)を済ませ、バルセロナのフランサ駅に着いたのはほぼ定時でした。当時スペインは他のヨーロッパに比べると治安が良くないとのことで、恐る恐る・・・でもフランサ駅は出迎えの家族ずれが多いほかは物乞いの姿もなくて、全然心配する雰囲気ではありません。タクシーで凱旋門近くの小さな広場に面したホテルへ。朝早いので、チェックインができるかどうか心配でしたが、スペイン美人の女性が愛想良くお部屋を用意してくれて、助かりました。
↓ 1段低くなったベットのコーナーとリビングコーナーが分かれた広い部屋。湯沸しポットに日本茶のティーバックもありました。
ゆっくり休憩してから、まずはピカソ美術館へ。メトロのArc de Triomf (凱旋門)駅が近くて便利でした。
↓ピカソ美術館前で
☆ピカソ美術館 Museu Picasso(初)
パリのピカソ美術館の次にここを訪れることができました。特にピカソに心酔しているわけではありませんが、美の巨人と言っていいほどの長く多様な画歴は興味深く、また美術愛好家にとっては避けて通れないのです。ここバルセロナはピカソが芸術家として形成された地です。美術館のあるエリアはかってはゴシック風の貴族の家が並んでいたそうですが、現在は下町の風情のあるところです。
コレクションは9歳から「青の時代」にいたるまでと晩年の作品が中心。15歳の時描いた「初聖体拝領」や「科学と慈愛」にはすでに将来が約束されている才能があふれる作品です。面白かったのは「ベラスケスによる宮廷の侍女たち」の一群の変奏曲ならぬ変奏アート!
ランチは美術館近くの間口の狭い食堂で。近所のおじさんがここは美味しいよと勧めてくれたのです。ガスパッチョと魚介類の網焼きはとても美味しくて、ほっぺが落ちそう~!
↓デザートはコーナーがあって、選ぶようになっています。
午後からはゴシック地区の散策とカテドラル。そしてランブラス通りからカタルーニャ広場に出て、観光ミニバスでサクラダファミリアへ。
↓ゴシック地区
↓カテドラル前で
↓サクラダファミリアはエレベーターが故障していてがっかり。
ここまでで、夜行の疲れもありギブアップ、翌日の観光バスの予約をして、早めにホテルの戻り夕食まで休憩。それでも食いしん坊な私たちは地球の歩き方で紹介されていたバルセロナの老舗レストランへ。アンコウのスープ、野菜サラダ、イカ墨のパエリア。初めての本場のパエリアは塩辛くてちょっと…でした。
この夜は泥のように熟睡。明日はのんびり回りましょう。